これはネット雀士より普段お友達同士で打ってる人がフリー麻雀デビューした時のあるあるです。いろいろあるけど、本当よくあるのが下記の3つ!
- 点棒を手渡ししてしまう
- ツモあがりした時、ツモってきた牌を手牌の中に入れてしまう
- 左手でツモって右手で牌をを捨てる
「えっ! それいけないの?」と思った人もたくさんいるわよね。フリー麻雀のマナーは独特だから初めての人は知らなくて当然だと思うわ。でも『郷に入り手は郷に従え!』なぜいけないのか?という理由と一緒に覚えて欲しいわ。
点棒の手渡し
点棒は手で渡した方が礼儀正しいような感じがするわよね。でもダメなのよ。何故いけないのか?それは、
点棒の受け渡しは卓内全員で確認しなければならないから
これについては日本プロ麻雀連盟の魚谷侑未プロがブログでとてもわかりやすく説明してくれてるから紹介するわ。
まだフリー麻雀に慣れてないお客様がいらっしゃいまして。
フリー麻雀のマナーは、慣れないと独特で分かりづらいですよね。
点棒を手渡ししようとしていたので
「点棒は手渡ししないで、相手の手元に置いて支払いましょう(*^_^*)」
と、言いました。
でも、これを聞いただけじゃ「なんで???」と思いますよね。
なので、終わってから理由を説明しました。
点棒の手渡しは何故良くないか。
それは、点棒の受け渡しは卓内全員で確認しなければならないからです。
人間なので、点棒の授受が間違う事もありますよね。
でも、間違ってしまうと、ゲームとして有利不利が出来てしまう事もあります。なので、卓内の全員できちんと点棒の受け渡しが行われたかを確認するのがリアルで麻雀をする時の作法になります。
手渡しすると、何点点数が支払われたのか確認することが出来ませんよね。
また、相手の手元に点棒を置くというのは、相手に対する気配りです。
自分の目の前に点棒を置いたら、支払われた側の人は点棒を取りづらいですよね。麻雀は四人で行うゲームですから、みんなが気持ち良く遊べたらいいですね(*^_^*)
なるほどー!! すげぇわかりやすくて優しい説明だな。南先生とかどらみんはたまにちょっと言い方きついときあるもんなぁ。
ツモあがりした時、ツモってきた牌を手牌の中に入れてしまう
これが何故いけないのかというと、
- 「あがりの形」が関係する役があるから
- 符の計算で「あがりの形」に2符つく場合があるから
1 「あがりの形」が関係する役があるから
- 「平和」は両面待ちでないと成立しない
- 「国士無双」は役満だけど、「国士無双13面待ち」はダブル役満になる
- 「四暗刻」は役萬だけど「四暗刻タンキ待ち」はダブル役満になる
- 「九連宝燈」は役満だけど「九連宝燈9面待ち」はダブル役満になる
2 符の計算で「あがりの形」に2符つく場合があるから
符の計算でカンチャン待ち・ペンチャン待ち・タンキ待ちには2符つくけど、両面待ちには符がつかない。
もし、上記のような条件が関係するあがりの時、ツモ牌を手牌の中に入れてしまったら「低めを選択する」というルールがあります。例えば下のような手牌で を手牌の中に入れてしまったら通常なら「ツモ平和」という役なのに「ツモ」という役しかつかなくなるというのがルールです。
*これを「国士無双13面待ち」「四暗刻タンキ待ち」「九連宝燈13面待ち」の時にやってしまったら大損だから気をつけましょう!
左手でツモって右手で牌をを捨てる
これは、「右手でツモったなら右手で捨てる」「左手でツモったなら左手で捨てる」両手をつかったらいけませんよということ。
「私は牌をすりかえたりしてませんよー」ということです。昔(手積み麻雀の時代)はそういう高度なテクニックをもった人が結構いたのでそんなルールになっているみたいです。