2コの牌(塔子)からの面子
塔子は全部で11グループ
カンチャンは全部で7種類(13、24、35、46、57、68、79)対子は全部で9種類(11、22、33、44、55、66、77、88、99)合計すると16種類あるけど、例えば「13」と「79」は同じ条件なので同じグループと考えます。グループで分類すると結局下記のようにカンチャンが4グループと対子が5グループ、それに両面とペンチャンを加えると合計11グループ。整理しやすいようにまた名前をつけてみたわよ。例えば H2Kは 「はじから2番目のカンチャン」 ドMK は「ドまん中のカンチャン」
め・・・面子になる牌の枚数
り・・・両面待ちに変化する牌の枚数
名前 | 形 | め | り | 例 |
両面 | 23 56.. | 8枚 | ||
HK | 13 79 | 4枚 | 4枚 | |
H2K | 24 68 | 4枚 | 4枚 | |
H3K | 35 57 | 4枚 | 8枚 | |
ドMK | 46 | 4枚 | 8枚 | |
P | 12 89 | 4枚 | 0枚 | |
HT | 11 99 | 2枚 | 0枚 | |
H2T | 22 88 | 2枚 | 4枚 | |
H3T | 33 77 | 2枚 | 8枚 | |
H4T | 44 66 | 2枚 | 8枚 | |
ドMT | 55 | 2枚 | 8枚 |
面子に変化しやすい塔子ランキング
11グループのターツを面子に変化しやすい順番にならべてみましたー
め・・・面子になる牌の枚数
り・・・両面待ちに変化する牌の枚数
名前 | 形 | め | り | 例 | |
1位 | 両面 | 23 56.. | 8枚 | ||
2位 | ドMK | 46 | 4枚 | 8枚 | |
H3K | 35 57 | ||||
3位 | ドMT | 55 | 2枚 | 8枚 | |
H4T | 44 66 | ||||
H3T | 33 77 | ||||
H2K | 24 68 | 4枚 | 4枚 | ||
HK | 13 79 | ||||
4位 | H2T | 22 88 | 2枚 | 4枚 | |
5位 | P | 12 89 | 4枚 | 0枚 | |
ラス | HT | 11 99 | 2枚 | 0枚 |
3位の【ドMT・H4T・H3T(3〜7までの対子)】と【H2K・HK】は前者が面子になる牌が2枚で両面に変化する牌が8枚、後者が面子になる牌が4枚で両面に変化する牌も4枚で数字的には比較がとても難しいわ。だからどちらも3位!
カンチャン待ちかシャンポン待ちか?
上のランキングで対子よりカンチャンの方が面子に変化しやすいことがわかったわね。では、手牌に3面子が完成していて他対子が1つと「244」のようなカンチャン対子があるこのような「2」か「4」をきったら聴牌というケース
オーラスあがればトップなのでダマテンをしたいと思います。さて、何をきりますか?
これはー 24 と 44 の比較だからー えーっと
面子になる牌 | 両面待ちに変化する牌 | |
4枚(3ピン) | 4枚(5ピン) | |
2枚(4ピン) | 8枚(3ピンと5ピン)実質5ピンのみの4枚 |
どっちもどっちのパターンだな。しかしここでの2ピンぎりは、3ピンがフリテンになるから両面待ちに変化する牌は実質5ピンだけで4枚しかないぜぇ〜。だからこれは4ピンぎりだぜっ!!( ̄ー+ ̄)
南先生「確かにカンペイ君の言うとおり4ピンをきっておけば3ピンでもあがれるし5ピンをひけば奇麗な両面待ちに変化できるわね。でもここは・・・・・」
2ピンぎりでシャンポンに受けるのが正解!
2ピンをきっても4ピンをきってもあがり牌の枚数は一緒。 でも7ソウの対子の方が両面に変化する可能性も考えると・・・
4ピンをきってカンチャンに受けた場合、その後両面に変化する牌の枚数は5ピンのみで4枚。でも、2ピンをきって1度シャンポンに受けた場合、その後どちらかが両面待ちに変化できる牌は6ソウと8ソウと5ピンで12枚もあるわ。(3ピンはフリテンになるのでいれない)
・・・・・あっ! なるほどー!! 流石みなみ先生すげーや!! 「聴牌ならカンチャンよりシャンポン」ということだなっ!
大まかにいうとそういうことだけど、カンチャンに受けた方がいいケースもあるのよね。
例えば対子の方が はじ対子 HT(11 や 99)でカンチャン対子の方がドまん中のカンチャン対子【ドMK対子 ](466 や 446)や はじから3番目のカンチャン対子【H3K対子】の時はカンチャンに受けたほうが両面に変化する枚数は多いわよ。でも、カンチャン対子の方がはじカンチャン対子【HK対子】やはじから2番目のカンチャン対子【H2K対子】で内対子(133,244,668,779)ならシャンポンに受けてもカンチャンに受け・・・・・・・・・・・
あ〜〜〜もう何を言ってるのか全くわかんねぇぜ〜〜〜助けてくれ〜〜〜〜〜!
ちょっと難しかったかしら?? ではカンペイ君の場合はこれだけ覚えておいて
3〜7までの対子 (33,44,55,66,77) ならシャンポンにうけた方が両面変化する枚数が多い
3面子が完成していて他、対子が1つとカンチャン対子がある手牌で、カンチャン待ちにうけた場合とシャンポン待ちにうけた場合の両面変化する牌の枚数をまとめてみたから参考にしてね!
カンチャン待ちとシャンポン待ちの両面変化する牌の枚数
対子が 33 44 55 66 77 の場合
1)ドMK対子(466 446 )・H3K対子( 577 557 335 355 )
シャンポン受け・・・12枚
カンチャン受け・・・ 8枚
2)HK内対子(133 779)・H2K内対子(244 668)
シャンポン受け・・・12枚
カンチャン受け・・・ 4枚
3)HK外対子(113 799) ・H2K外対子(224 688)
シャンポン受け・・・8枚
カンチャン受け・・・4枚
対子が 22 88 の場合
1)ドMK対子(466 446 )・H3K対子( 577 557 335 355 )
シャンポン受け・・・8枚
カンチャン受け・・・8枚
2)HK内対子(133 779)・H2K内対子(244 668)
シャンポン受け・・・8枚
カンチャン受け・・・4枚
3)HK外対子(113 799) ・H2K外対子(224 688)
シャンポン受け・・・4枚
カンチャン受け・・・4枚
対子が 11 99 の場合
1)ドMK対子(466 446 )・H3K対子( 577 557 335 355 )
シャンポン受け・・・4枚
カンチャン受け・・・8枚
2)HK内対子(133 779)・H2K内対子(244 668)
シャンポン受け・・・4枚
カンチャン受け・・・4枚
3)HK外対子(113 799) ・H2K外対子(224 688)
シャンポン受け・・・0枚
カンチャン受け・・・4枚
対子が 33〜77 までの場合はすべてシャンポンに受けた方が両面待ちに変化する枚数は多いのがわかるわね!
ドMK,H3k対子 | HK,H2k内対子 | HK,H2k外対子 | |
33 44 55 66 77 | シャンポン | シャンポン | シャンポン |
22 88 | 同じ | シャンポン | 同じ |
11 99 | カンチャン | 同じ | カンチャン |
対子が 11 99 ならカンチャンに受けた方が両面変化する枚数は多い(内対子の場合は同じ)けど、これはあくまでも両面に変化させることを前提とした場合で、実戦ではこれを最終形としてシャンポンに受けちゃうことも多いわよ。(端っこの牌は他の人が使いにくいのでロンあがりしやすいから)どっちにするかば場を見て判断してね。つまり場に9ソウと1ピンと2ピンと4ピンと5ピンが何枚捨てられているかをチェックするということ。
勝つための現代麻雀技術論 の講座6では
このようなイーシャンテンの場合、一萬をきっておけば、四萬ひきの時、三三四の両面対子に変化するけど、それより聴牌時のあがりやすさ優先で三萬ぎりを推奨されています。 つまり258ピンを先にひいたら一萬と9ソウのシャンポン待ちでリーチをするということね!
実戦では、もちろん場をみて一萬と三萬のどっちをきるかをきめることになります。